こんにちは、Drimioです。

今回は以下の記事で紹介したドリミオプシス•マクラータの経過報告をさせていただきます。

以下の記事では株分けした植物を日当たりの悪い場所、日当たりの良いところ、植物用ライトのみで育てる場所の3つに分けてみました。

2ヶ月経ち、ある程度変化が見られてきたのでこちらの記事で報告できればと思います。

観葉植物の置き場所に悩んでいる方は参考にしていただければと思います。それではどうぞ!

暗い場所の結果

株分け直後の写真です。

この場所に置く前は明るい日陰で管理していたので新芽も芽吹きつつあり順調でした。

こちら置き始めてから1ヶ月の写真です。

明らかに徒長してきてしまっています。後述しますがこの時点で他2ポイントとは全然違います。ただ、葉が成長しているので、この時点では徒長はするけど育つのかなという感想でした。

※徒長 : ひょろ長く弱々しく育つことで、いくつか原因はありますが、今回は明らかに光量不足で、植物が光を求めて、無理に背を伸ばしている状態です。

そしてこちらが2ヶ月経った状態です。

一応かなりスローペースですが葉は成長しており、枯れてはいない状況です。なお、ドリミオプシス•マクラータの特徴である黒い斑点はかなり薄く、ほとんどわかない状態です。

これは以下の作用によるものです。

  • 光合成量が減る: 光が足りないと光合成が不十分になり、植物は効率的に葉全体で光を吸収しようとします。 そのため、緑色のクロロフィルを葉全体に増やして「斑点(色の差)」を薄めてしまいます。
  • アントシアニンや色素の発現抑制: 斑点の暗い部分は、紫外線や強光から葉を守るための色素が関係しています。 光が弱い環境では「守る必要がない」ため、これらの色素が作られにくくなり、斑点が消える(薄くなる)。
  • 徒長と同時に葉が薄くなる: 光不足だと葉自体も軟弱に育ち、斑点のコントラストが弱まります

これは以下の作用によるものです。他の模様がある観葉植物にも言えることですので、斑入り観葉植物(ポトス、モンステラ、カラテアなど)の葉が緑一色になってしまった、模様が薄れてきたという方は光不足が考えられますので、一度置き場所を検討して見てください。

なお、模様が消えるという現象は光が強すぎて起きてしまいます、詳しくは次に紹介させていただきます。

明るい場所の結果

株分け直後の写真です。

1ヶ月後の写真です。葉の枚数などは暗いところ物と変わりませんが茎の長さが明らかに短く、徒長せずに元気に育っています。また新しく出た葉にはしっかりとドリミオプシス•マクラータの特徴である黒い斑点が出ています。

こちら2ヶ月後の写真です。暗いところとは比べにならないほど葉が出ており、徒長もなく育っています。ただ、黒い斑点は思ったより出てきませんでした。

調べてみると、これは 葉焼け防止のため、葉の中のクロロフィルが増え、緑が濃くなり、斑点がぼやけるという現象の可能性があるようです。確かに全体的に緑が濃くなっているように見えます。

ただし、植物の生育には問題無いようなので株もガンガン大きくなっていますのでこのまま様子を見ていこうと思います。

ライトのみの結果

最後にライトのみで育てた株です。(締め切っている部屋で自然光はほぼ0)

株分け直後の写真です。

こちらが1ヶ月後、葉の枚数はほぼ明るい場所と同じですが斑点は明らかにライトのみで育てた方がくっきりとしています。

こちら2ヶ月後の写真です。やはり斑点が明るい場所、暗い場所いずれよりもはっきりしています。水、肥料などは全く同じ条件ですので、明るさが植物の生育、葉の模様に大きく影響を及ぼした結果でした。

番外編(屋外)

なおこちらは屋外で育てた株です。鉢上げの際に親株から落ちた子株を育てて、6ヶ月ほど室内で育てていた株ですが、可愛らしくて気に入っていました。今年の春から外に出していました。(西日の当たる50%遮光ネット下で育てていました。)

3ヶ月ほどで、こちらのようになってしまいました_:(´ཀ`」 ∠):

明らかに緑が濃く、葉も大きくなりました。なお斑点は見えません。(暑さにはかなり強く、水切れすることもありましたが全く問題ありませんでした。)

まとめ

今回は様々な環境で育てて見たドリミオプシス•マクラータを紹介しました。

現時点の結果としては日当たりの良い室内、屋外では元気に育っているものの、葉の色が濃くなり過ぎて、葉の模様は消えてしまうという結果になりました。(明るい部屋、屋外は気温が高いのでそれも関係あるかもしれません。「高温で模様が濃くなる」タイプもいれば、「逆に消えて緑が優勢になる」タイプもあるようです。)

また日当たりの悪い場所は予想通りといえばそうですが、徒長してしまい、うまく成長しませんでした。ただし、枯れている訳では無いので今の環境に上手く適応してくれるか、このまま様子を見てみようと思います。

そして意外だったのが、ライトのみで育てたグループが、葉の模様もしっかりと出て、うまく成長していることでした。以下の記事で紹介しているのですが特に高価なライトを使っている訳では無いので、とても意外でした。

ただ、ライトのみでも上手く育てられてるのであれば日当たりの悪い部屋で植物を育てる際のヒントになるかなと思いますので引き続き様子を見ていこうと思います!

※今回はドリミオプシス•マクラータでの結果ですので、他の植物では違う結果が出る可能性があります。ただ、光量の違いによって葉の模様が変化するというのは少なからずあると思いますので上手く葉の模様が出ないという方のお助けになれば嬉しいです(*゚▽゚*)