こんにちは、Drimioです。
今回は、屋外(ベランダ)での観葉植物の育成について、メリット・デメリット、育てる際の注意点、そしておすすめの植物をご紹介します。
「部屋の中には観葉植物を置けないけれど、ベランダなら置けそう」という方や、「観葉植物が大きくなりすぎて、ベランダへの移動を考えている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、さっそく見ていきましょう!
屋外(ベランダ)で育てるメリット
屋外(ベランダ)で観葉植物を育てるメリットは、主に以下の点だと私自身は考えています。
あくまで個人的な意見なので、もし他にも「こんなメリットあるよ!」というものがあれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
- 虫が部屋に出てこない
- 水やりが楽
- 植物が丈夫に育つ
それでは、ひとつずつ解説していこうと思います。
まず最初のメリットは、「虫が部屋に出てこない」ということです。
植物を育てたことがある方ならご存じかと思いますが、室内で観葉植物を育てていると、コバエなどの虫が発生するリスクがあります。
どんなに清潔な用土や薬剤を使っていても、発生するときは発生してしまいます…
育てている観葉植物がどれだけオシャレでも、鉢からコバエが飛んでくると、それだけでテンションがガクッと下がります。
ベランダで育てることで、虫の発生が室内に及ぶリスクをほぼゼロにできるのは、大きなメリットだと思います。
特に春〜夏など、気温が上がって虫が湧きやすい時期は、ベランダに出しておくと安心です。

続いてのメリットは、「水やりが楽になる」という点です。
室内で水をあげる場合、鉢皿に溜まった水を捨てたり、床にこぼさないように気を遣ったりと、意外と手間がかかりますよね。
その点、屋外(ベランダ)であれば、水やりで多少こぼれても問題がなく、気軽に与えられるため、とても楽になります。
頻繁に水をあげる夏場などは特に、屋外育成のありがたさを感じるポイントだと思います。
最後のメリットですが、これが一番大きいかもしれません。
それは、「植物が室内よりも丈夫に育つ」ということです。
屋外では、太陽の光をたっぷり浴びてしっかり光合成ができるほか、風が吹くことで植物の呼吸が促進され、株がより丈夫に育つと言われています。
特に日光を好む観葉植物にとっては、室内の光ではどうしても不足しがちなので、自然環境に近い屋外は最適な環境といえるでしょう。

この様に、屋外(ベランダ)で植物を育てることには様々なメリットがあります。
ただしメリットばかりでは無く、デメリットもありますので、次からはデメリット、注意が必要な点についても紹介させていただきます。
屋外(ベランダ)で育てるデメリット
デメリットについては私は以下のものがあるかと考えています。
- 水やりが面倒
- 太陽光が強すぎる
- 観葉出来ない
それでは、ここからはベランダで観葉植物を育てる際のデメリットについて、ひとつずつご紹介します。
水やりが面倒になることも
「さっき水やりが楽って言ってたじゃん!」と思われるかもしれませんが、実はデメリットとしても水やりの手間が挙げられると私は感じています。
確かに、外では鉢皿の処理などが不要なので作業自体は簡単なのですが、問題は「やる気が起きない」ことです。
特に真夏の暑い日は、わざわざ窓を開けてベランダに出るのが億劫になります。気温が高ければ高いほど、その気持ちは強くなりますよね。
さらに夏場は、土がすぐ乾いてしまうため、ほぼ毎日の水やりが必要になります。これも地味に大変です。
加えて、暑い日中に水をあげてしまうと、鉢の中が蒸れて根を傷めるリスクもあります。
そのため、水やりは朝や夕方、太陽が出ていない時間帯が望ましいです。

次のデメリットは、太陽の光が強すぎるという点です。
観葉植物の多くは、原産地では木陰や林の中など、やわらかい光が差し込む環境で育っています。
そのため、日本のベランダのような環境で直射日光が当たり続けると、葉が焼けて傷んでしまうことがあります。
いわゆる「葉焼け」と呼ばれる状態で、葉が黒や茶色に変色したり、乾いてしまったりします。
苗の段階であれば、そのまま枯れてしまうこともあるので要注意です。
特に、西日が強く当たるベランダでは、遮光ネットを使うなどの日差し対策が必須です。
ちなみに、私自身もテーブルヤシとパキラをベランダで育てていますが、どちらも強い日差しを嫌う植物です。
対策が遅れてしまい、葉が黒っぽく変色してしまいました。特に葉の色が黄色や茶色に変わった場合は、光が強すぎるサインかもしれません。


最後のデメリットとして挙げたいのは、ベランダに置くと観葉植物を見る機会が減ってしまうという点です。
観葉植物の魅力のひとつは、インテリアとして室内に取り入れ、空間の雰囲気を豊かにしてくれることですよね。
毎日の生活の中で視界に入ったり、ふと眺めたりすることで、癒やしを感じられるのが観葉植物の良さでもあります。
ベランダに出してしまうと、どうしてもその“日常の癒やし”を感じる機会が減ってしまいます。
だからこそ、私はある程度大きくなった観葉植物は、再び室内に取り込んでインテリアとして楽しむようにしています。
ベランダでしっかり育てて、元気になったタイミングで室内に戻すというサイクルも一つの楽しみ方かもしれません。
また私は冬の間は寒さに弱い植物が多いので、室内へ取り込んでいます。その為、夏は外で成長、冬は室内で鑑賞と割り切っても良いかもしれません。
屋外(ベランダ)で育てる注意点
屋外(ベランダ)で観葉植物を育てる際は、いくつか注意しておくべきポイントがあります。
特に大切なのは太陽光と風への対策です。
1. 直射日光に注意する
まず何より注意したいのが直射日光です。
観葉植物の多くは、直射日光に長時間さらされることに弱く、葉焼けや枯れの原因になります。特に日差しの強い夏場は要注意です。
そのため、遮光ネットを使って直射日光を避けるのがおすすめです。
遮光ネットはAmazonなどで手軽に購入できますし、遮光率50%程度のものを選ぶと、程よい光を確保しながら植物を守ることができます。
暑くなる前の初夏ごろには遮光ネットの設置を済ませておくと安心です。
2. 強風対策をする
次に気をつけたいのが風による倒壊や破損です。
屋外では風が強く吹く日もあり、背の高い植物や軽い鉢は倒れてしまうことがあります。
以下のような対策をすると安心です:
支柱を立てて固定する(特に背の高い植物に) 重い鉢・土を使うことで重心を安定させる ブロックなどで鉢を囲って押さえる
私の場合、100円ショップで購入した横長のプランターの中に植木鉢を並べ、互いに支え合うようにして倒れにくくする工夫をしています。コストも抑えられ、実用的なのでおすすめです。
3. 台風・悪天候時は室内に避難させる
台風や強風・大雨などの悪天候の際は、必ず植物を室内に取り込んで避難させましょう。
放置してしまうと、鉢が飛ばされたり、植物が傷ついてしまう恐れがあります。
このように、屋外育成には環境に合わせた対策がとても大切です。
ちょっとしたひと手間で、植物も安心して育てることができますよ。
屋外(ベランダ)で育てた実際の100均観葉植物
こちらは、私がベランダで育てているダイソーの観葉植物です。
上から順に、フィカス、セローム、ガジュマルになります。
いずれも現在元気に育っていて、太陽光にしっかり慣れれば、室内で育てていたときよりもむしろ元気に育つ印象があります。
ただし、注意が必要なのは小さな苗や、まだ体力のない株です。
私自身、強い日差しによっていくつもの100均観葉植物を枯らしてしまった経験があります……。
そのため、まだ小さい苗はすぐに外に出さず、ある程度成長した株だけを春先から徐々にベランダに出し、太陽光に慣らしていくという方法が、失敗しにくくておすすめです。
このように、植物の状態やタイミングを見ながら屋外育成に切り替えていくのが、長く楽しむコツだと感じています。



まとめ
今回は、ベランダで観葉植物を育てることのメリット・デメリットや注意点、実際の育成例についてご紹介しました。
屋外での育成は、太陽光や風といった自然の力を活かせる反面、日差し・風への対策が欠かせないという一面もあります。
ですが、ポイントを押さえてしっかり準備をすれば、植物たちは室内よりもいきいきと育ってくれることが多いです。
また、室内に戻したときにも健康で美しい状態をキープしやすくなり、インテリアとしての魅力もアップします。
これからベランダで観葉植物を育ててみようと思っている方は、ぜひ今回の内容を参考にしながら、無理のない範囲でチャレンジしてみてください。